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三宮駅は神戸市中央区にある神戸新交通・神戸市交通局の駅です。利用可能な鉄道路線は阪急神戸線・JR神戸線・阪神本線・ポートアイランド線などです。こちらでは、ポートアイランド線・三宮駅のトイレを紹介します。



■ポートアイランド線・三宮駅トイレ
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洗面台はカウンター式でTOTOのL546Uを2台使用しています。蛇口は自動水栓アクアオートを使用しています。



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小便器はTOTOの自動洗浄小便器UFS800CEを4台使用しています。




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大便器個室は和式1室、洋式1室の2室です。和式便器はTOTOのC755CUを使用しています。洗浄装置は光電センサー式フラッシュバルブを使用しています。




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洋式便器はTOTOのブローアウト式便器C454PVを使用しています。洗浄装置は光電センサー式フラッシュバルブを使用しています。TOTOのブローアウト式便器C454系は1970年~2007年までの30年以上に渡って販売されていた機器で、発売当初は丸み帯びた形状(参考)でした。海外(米国・他)などでは"ブローアウト"の洗浄方式・機能を活かして節水便器などを製造しているほか、その国ではブローアウト式が主流となっていますが、日本ではほとんど普及せず、製造終了に追い込まれました(騒音や施工などが困難という理由なのか?)。TOTOでは、ブローアウト式C454はCOM-ETでは、ToyotokiマークからTOTOマークに切り替わったあとの1970年に発売されたことになっていますが、ブローアウト式和式便器C138はToyotokiマーク時代には既に販売されていたので、和式が先にブローアウト式を発売されたことになるのではないかと思われます。ブローアウト式は、洋式はすでに製造を終了しているものの、和式では、2015年に開業した仙台市地下鉄東西線・大町西公園駅のトイレでも、ブローアウト式和式便器(CU139R)が設置されているとの目撃情報があり、和式のみ、現在も注文生産扱い、あるいは特定顧客向で製造されているのではないかと思われます。



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2019年2月の時点では普通便座でしたが、今月に訪れるとウォシュレットが追加されていました。ウォシュレットの製造年は2019年となっていました。



■多機能トイレ
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多機能トイレは、男女別です。便器はTOTOの車椅子対応サイホンゼット式便器C480Aを使用しています。洗浄装置は光電センサー式フラッシュバルブを使用しています。こちらも2019年2月の時点では普通便座でしたが、ウォシュレットが追加されていました。洗面台はTOTOのL270Dを使用しています。蛇口は自動水栓アクアオートを使用しています。小型手洗器はTOTOのL570Aを使用しています。蛇口は自動水栓アクアオートを使用しています。



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オストメイト対応設備です。汚物流しはTOTOのSK35を使用しています。洗浄装置は押し棒式フラッシュバルブを使用しています。



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ポートアイランド線・三宮駅改札口向かいのエレベーターより、地下へ降りました。ミント神戸地下階です。地下は飲食店・郵便局などがあります。私が訪れた時間はすべて、店舗は営業を終了していて、人は少なかったです。続いては地下のトイレを紹介したいと思います。



■ミント神戸地下トイレ
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洗面台はカウンター式でTOTOのL582CMSを1台使用しています。蛇口は自動水栓アクアオートを使用しています。



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小便器はTOTOの自動洗浄小便器UFS800CEを3台使用しています。



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大便器個室は洋式2室です。便器は意外にもTOTOのブローアウト式便器C454PVを使用しています。洗浄装置は木村技研のアクアエースプライベートで、スイッチはタッチスイッチと光電センサーの2つあります。



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2室目の個室です。こちらもC454PVを使用しています。


多機能トイレもありましたが、鍵がかかっていました。


【コメント】
トイレは駅、地下ときれいでした。駅のトイレについては一般・多機能トイレとウォシュレットが追加されたものの和式は残存していました。地下のトイレは洗面台は近代建築のものでも比較的見かけるもので、小便器はつい最近までパブリックトイレで多く使用された機器でしたが、ブローアウト式便器C454PVが設置されていたことは意外でした。